推し活アカウントはゆるく続けています。川池です。
本記事は「楽しいはずのツイッターが疲れる、しんどい」と悩む推し活女子に向けて書きました。
「他人のツイートに過剰に反応してしまう」
「『いいね』やリプが義務化していて苦痛だ」
「嫌なら辞めればいいのに、友達との関係を考えると辞められない」
「もはやオタクであることに疲れてしまった」
もしこのように悩んでいるなら、本記事が少しは役に立てるかもしれません。
わたしは10年以上のバンギャ歴を経て、現在はゆる活にシフト中です。
かつてのようなツイッターによるストレスもなくなり、自分らしく推し活を楽しんでいます。
わたしが経験してわかったツイッター疲れ解消策は
ツイッターから距離を置く
です。
本記事では推し活におけるツイッター疲れ解消策として、ゆるく楽しむためのコツを紹介します。
よろしければぜひ参考にしてください。
推し活におけるツイッター疲れの原因
わたしもツイッターで疲れきってしまったオタクの一人です。
ツイッターをどのように使って疲れを解消させたのか、本記事では自らの体験をもとに記載します。
まずはわたしがツイッターで疲れを感じた原因を検証してみました。
①他人の感情に影響されるから
ツイッターを始めたのは、同じ推しについて楽しく語り合える友達がほしかったからです。
ライブで推しがこんなしぐさしてた!ヤバみ
イベントで推しがこんなこと言ってた!ヤバみ
大好きな推しのあらゆる部分を切り取り、ツイッター上で盛り上がる時間は最高でした。
しかし、ツイッターは基本的に何をつぶやいてもいい場所です。
タイムラインでは日常生活でわき起こる様々な感情が、フォローの数だけ入り乱れます。
そして自分の気分次第では、大きく影響を受けることもあります。
- 自分が失敗して落ち込んでいるときに、誰かの成功ツイートを見てさらに落ち込む
- ライブで楽しい思いをしたのに、誰かがライブへの不満をツイートしていて複雑な気持ちになる
②人間関係の構築に気を遣うから
推し活で友達ができるきっかけは様々です。
ツイッターで仲良くなった人もいれば、ライブ会場で知り合った人もいます。
人間関係の構築が目的になると、ツイッターを利用する際に気を遣う場面が増えてきます。
たとえば次のような場面です。
- 落ち込んでいる人がいるから、うれしいツイートはやめておこう
- タイムラインが盛り上がっているから、ネガティブなツイートはやめておこう
- 気持ちが落ちていてそれどころじゃないけど、友達にいいねしなきゃ
- この人はいつもリプをくれるから、わたしもリプしなきゃ
「推しを楽しく語り合いたい」という目的から始めたツイッター。
交流の輪が大きくなるにつれ「せっかく築いた人間関係を保たなければ」という新たな目的が加わります。
自分の感情にフタをしてまでも協調を貫こうとしていました。
でも相手からすれば、そんな協調なんていらないですね……(汗)
③推しへの愛情を他人と比較してしまうから
推し活を始めた当初は友達がいなかったので、さみしさを感じる瞬間が多くありました。
たとえば
ライブで一緒にキャーキャーしたい……
購入したグッズを見せ合ってワイワイしたい……
などと、心の中で嘆きつつも表情はいたってクールをよそおう日々。(苦笑)
ツイッターで友達とつながれたことで、さみしさを感じることはなくなりました。
しかし友達が増えた分だけ、タイムラインに流れる他人の活動報告を目にする機会も増えます。
- 「ツアー全通した!」
- 「推しグッズをコンプリートした!」
- 「推しの握手会に何度も通って覚えてもらった!」
- 「推しへの手紙に新曲の感想をびっしり書いた!」
同じライブを見て、同じ曲を聴いているのに
独自の深い視点で考察しているツイートを見るとすごいな~!って尊敬します。
自分の活動量や考察の深さをはるかに超えている人を見ると圧倒されます。
次第に「わたしは愛情が足りないからファン失格だ」という思い込みが激しくなりました。
握手会も自分のキャパを把握することで楽しめます。
グッズの購入基準は自分軸で。
④他人の価値観に合わせてしまうから
わたしは推しを好きになってから年月が浅く、ファンを名乗る自信がありませんでした。
推しについての解釈に誤りはないか、応援の仕方に失礼はないか……
ファンの一員になるための心得を学ぶことが、他のファンとの交流を積極的に求めた理由の一つでもあります。
新入りのご挨拶ではないですが……(笑)
やさしい先輩ファンのみなさんに感謝しています。
ある日、推しの活動方針についてツイッター上に様々な意見が飛び交いました。
興味深く眺めているうちに、ふとあることに気づきます。
それは
わたしには自分の意見がないということでした。
ツイッターを始めたときから、わたしは自分よりも他人の意見や価値観を優先してきたのです。
考えや願望があっても、自分とは反対の意見を見てとっさに打ち消すクセがついていました。
ほんとうは心得なんて不要。自分の感性を大切にするべきなんですよね。
⑤情報収集に必死になりすぎるから
私はかつて
「ファンなら推しの情報をくまなく把握するべきだ」と必死になっていました。
インターネットが発達したいま、情報集めに困ることはありません。
しかも、探していなかった情報まで芋づる式にゲットできる仕組みになっています。
- 公式(推し本人を含む)からの情報
- メディアによる推しの取材記事やライブレポ
- フォロワーさんによるライブレポ
- フォロワーさんによる感想・意見
- フォロワーさんによるグッズやチケットの交換希望リツイート
- 推しに関する噂話
フォロワーさんのライブレポってほんとおもしろい!
細かい描写も素晴らしくてハマってしまいます。
公式が発表するリリース情報やメディア出演情報、ツアー情報などは信憑性が保証されています。
自分の行動にも関わるため、できるだけ収集したい情報ですね。
しかし、それ以外の情報は主に見て楽しむことが目的です。
中には真偽不明の情報もあり、いくとおりもの解釈が際限なくあふれかえっています。
フォロワーさんが見て聞いた情報なのか、自分で得た情報なのかがわからなくなってしまうことも。
推し活でもツイッターから距離を置いていい理由
ツイッター疲れの解決策は、冒頭のとおり「ツイッターから距離を置く」ことです。
推し活にツイッターは欠かせないツール。
距離を置くことに抵抗がある人も多いでしょうが、心配はありません。
ここではツイッターを放置しても問題なく推し活ができる理由をお伝えします。
①ツイッターの利用頻度は人によって違うから
推し活をしている人の中には、ツイッターをほとんど使っていない人もいます。
たとえば次のような理由からです。
- つぶやくことがない
- なかなかツイッターを使いこなせない
- もっと活用したいが、忙しくて放置している
- 実際に会って仲良くなった人だけフォローしている
- もともと推しのアカウントをフォローするために始めた
プロフィールで「低浮上」「放置気味」と明記する場合もありますね。
頻繁につぶやく人や、フォロワー数の多い人は目立ちますが
すべての人がツイッターの利用時間に多くを費やしているわけではありません。
②ツイッターだけが人間関係を築くツールではないから
ツイッターは人間関係を構築するツールといえます。
しかし、ツイッターをしなければ人間関係が構築できないわけではありません。
わたしは現在ゆる活中ですが、いまでも仲の良い友達とはツイッター上でまったく交流していません。
LINEで連絡をとり、現地でめいっぱいおしゃべりを楽しみます。
お別れしたら、また会う日までツイッターに現れることもありません。
この繰り返しで親交を深めています。
お互いにアカウントは持っていますが、ともに低浮上。
ツイッターがなくても親密な関係を築くことができています。
③ツイッターの利用頻度と愛情の深さは比例しないから
「ツイッターをほとんど使っていないから、推しへの愛情や熱量が少ない」という方程式は当然成り立ちません。
ツイッターを放置していても、ライブが大好きで誰よりもCDを聴き込んでいるかもしれません。
もとより愛情の深さを測る基準は存在しませんが、ツイッターだけが基準でないことは確実です。
前述の友達も、ツイッターでのできごとは一切把握していない様子。
しかし直接会って話を聞いていると、推しへの愛の深さが十分に伝わってきます。
④他人の価値観を知る必要はないから
ツイッターからの情報を遮断すると、他のファンのライブレポなどが一切目に入らなくなります。
推しの活動方針についてあれこれ意見が交わされていても、知らないままです。
しかしそれでも、推し活には影響がありません。
たとえ同じ推しを応援していたとしても、すべてのファンが価値観を同じくする必要はないからです。
応援している年数に関係なく、ファンにはそれぞれの価値観をもつ権利があります。
⑤情報をすべて把握する必要はないから
「タイムラインを追えないと情報に乗り遅れちゃう!」
「友達がどんな話題を振りまいているか分からないと仲間外れになっちゃう!」
ツイッターからの情報収集に必死になっていると、上記のような心配をしてしまいがちです。
たしかに、推しの情報に詳しいファンはいます。
しかし冷静に振り返れば、そこまで情報に詳しくない人もいることに気づくはずです。
そうなの?知らなかった!
わたしそれ見てないわ~
最近情報追い切れてなくて……
友達との会話で、上記のように話す人はたくさんいます。
フォロワーさんの発信内容も同様に、すべてを把握する必要はありません。
あなたがつぶやいた内容を、友達がわからなかったからと言って関係が悪化することはないですよね。
そもそもタイムラインを追うのって
高速スクロールでほぼ読み飛ばしなんですよね……
知らない情報があったっていい。無理に知ろうとするから疲れます。
知らないのは仕方ない、と割り切る勇気も必要です。
ツイッターから距離を置くことで得られた効果とは
ツイッターの利用頻度を減らすことで、推し活に良い影響をもたらします。
ここではわたしがツイッターから距離を置いたことで得られた効果を紹介します。
①別なことをする時間が増えた
ツイッターを使わなくなった分だけ、時間がぽっかり空きます。
わたしは空いた時間に次のようなことを始めました。
- ひそかに興味があった「ライティング」「動画編集」「デザイン」の講座を受講した
- 心理学やHSPを学び自己理解に努めた
- 人生設計の上で参考になる書籍を読んだ
- あえて別のアーティストに触れ、幅広く音楽を楽しんだ
本当の自分と真正面から向き合い、心からやりたいと思えることに挑戦する時間です。
ツイッターよりも上記の時間を優先したことで、自分磨きにつながりました。
自分磨きをしている間は、他人を気にする余裕がなくなります。
②相性のいい友達だけと交流できるようになった
推し活ですべての人と仲良くなれるとは限りません。
ツイッターでの交流が増えるにつれて、合わないと感じる人も出てくるでしょう。
むしろ「仲良くなれたらラッキー」と思うようにしています。
また、ツイッターでの交流が得意な人もいれば苦手な人もいます。
わたしは後者であり、実際に会って何度も会話を重ねることで親密な仲を築けます。
実際に、ゆる活になった今も連絡を取り合っているのは前述の友達のみ。
出会いはツイッターでしたが、ツイッターから距離を置き始めてから距離が縮まりました。
③目を休ませることができた
デスクワークの場合、ほぼ一日中パソコンの画面を見て過ごします。
ツイッターのヘビーユーザーだったころは、休憩時間や帰宅後にも見ていたので
目をかなり酷使していました。
「休ませなきゃ」と分かっているのに見てしまう・・・それがツイッター
④自分の価値観や意見を大切にするようになった
友達作りやファンコミュニティへの参加は
推し活をより楽しくさせる効果があるのは確かです。
しかし場の雰囲気を敏感に察するあまり
自分の意見を押し込めたり、否定してしまったりするとストレスになります。
ツイッターから距離を置くことで、他人の価値観がシャットアウトされます。
多様な意見に触れる前に、まずは自分がどう考えるのか?を重視するようになりました。
⑤推し活への義務感がなくなった
ツイッターの利用頻度を減らすことで、情報収集が不足するというデメリットが発生します。
推しの出演情報を見逃してしまい、後悔したこともありました。
でも意外とすぐに
「まぁ・・・いいか」と切り替えられました(笑)
かつては、前述したとおり
「推しの情報はすべて把握するべきだ!」という謎の義務感に燃えていました。
しかし「推しのすべてを知らなくてもいい」と思えるようになってからは
マイペースかつ心穏やかに推しを応援できています。
【実践中!】ツイッターをゆるく楽しむ方法5選
最後に、ツイッターから距離を置きながら楽しむ具体的な方法を5つ紹介します。
すべてわたしが実践している方法です。
「ツイッターに疲れた」というあなたにもぜひ試してほしいと思っています。
①「見る専」として利用する
前述のとおり、ツイッターの利用には気を遣います。
時には一つのツイートを投稿するのに長い時間をかけることもありました。
しかし、ある日ふと思ったのです。
(そんなに神経使ってまで投稿する内容かしら・・・?)
わたしにはフォロワーも少なく、ためになるつぶやきをしていたわけでもありませんでした。(笑)
「どうしても投稿しなければならない義務はない」
ツイートする必要性に疑問を感じて以来、ツイッターは見るだけのツールになりました。
ツイートに熟考しすぎて疲れるなら、情報を見るだけの「見る専」として使う選択肢もあります。
②ツイッターの利用時間を決める
昼休憩に夕食後、就寝前……
スキマ時間にツイッターを見てしまうなら、利用時間を決めてしまいましょう。
わたしは次のようにしていました。
ツイッターを開くのは一日一回、昼休憩のみ。帰宅後は一切開かない
「タイムラインを追い切るまで見てしまい、気がつけばこんなに時間がたっていた……」
なんてこともなくなります。
昼休憩は1時間という時間制限があるので
タイムラインを追い切れなくても強制終了となるからです。
利用時間を限ることで適度にツイッターを楽しめ、空いた時間の分だけ自分磨きや睡眠に充てられます。
③ツイッターの利用目的を決める
ダラダラとツイッターを見てしまうのを避けるため、利用目的を明確にします。
たとえば次のとおりです。
- ツアー日程やメディア放送時間を確認する
- ライブ参戦直後に推しのツイートを確認する
- 行けなかったイベントのレポを確認する
「この時間はこれ」というふうに、何のためにツイッターを開くのかをはっきりさせます。
他の情報が気になっても、目的から外れているなら後日に回しましょう。
調べたいことをメモしておくのもおすすめです。
④ミュート機能を使う
ミュート機能とは
特定のフォロワーさんのツイートをタイムラインに流れないようにする機能です。
たとえばこんなときに使います。
- ネガティブツイートの多い人
→こちらまで気持ちが伝染しちゃうから見たくない…… - リツイートが多い人
→一度に大量に流れてくるとさすがに疲れる…… - ネタバレをつぶやく人
→これから参戦予定だし知らずにいたい……
他にも、自分の状態によって「今は見たくない、聞きたくない」という日がありますよね。
ミュート機能はいつでも解除できるため、一時的に利用するという方法もあります。
ミュートは相手に知られることがなく、フォロー状態も継続されるため
とても便利な機能です。
とはいえ初めは
友達に対して使うことに、罪悪感がありましたね……
誰しも完璧なツイートなどできません。
内容に細心の注意を払っていても、誰かにとって不快なツイートである可能性はあります。
タイムラインを追うことの大変さは、ツイッターユーザーの共通認識です。
どのツイートを見て、どのツイートを見ていないかは各人の都合に委ねられます。
「なんとなく相互フォローしたけれど、この人のツイートは刺激が強めだな…」
と感じたら、思い切ってミュートしてみることをおすすめします。
⑤フォローページから見たい人を選んで見る
タイムラインをスクロールするのではなく
フォローページから見たいアカウントだけを選ぶ方法です。
限られた時間で公式アカウントだけ見たい場合などは
この方法を使っています。
明確な目的をもってツイッターを見に行くことになるので
必要な情報だけを効率よくピックアップできます。
ミュート機能に抵抗がある人や、フォロワーが多い人は
こちらの方法がおすすめです。
まとめ:「ツイッターは必須ではない」と考えればツイッターを楽しめる
推し活のツイッター疲れ解消策として、ゆるく楽しむためのコツを紹介してきました。
ツイッター利用で疲れないために大切なのは
「ツイッターがなくても推し活はできる」と考えることです。
「推し活のためにツイッターをやらなきゃ!」ではなく
必要なときに、目的と時間を決めて使うようにすればストレスフリーに楽しめます。
自分に合ったツイッターの使い方を見つけてみましょう!
ここまでご覧いただきありがとうございました。