推し活に相方はいらない。と思っていた方が、うまくいく

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推し活をしていて

「一緒にライブ参戦してくれる相方がほしい」
「みんなどうやって相方を作ったのか知りたい」

と思うことはありませんか?

わたしが相性のいい人と出会えたのは、相方を作ろうと必死になっていたときではなく「一人で楽しみたい」と思い始めてからでした。

「相方はいらない」という気持ちでいたら、相方のような友達ができた

ということです。

本記事ではわたしの体験から、推し活における相方の必要性について見解を述べています。

もくじ

相方がほしくてたまらなかった過去

まずは相方がほしいと願いつつ叶わなかった、わたしの体験談をお話しします。

哀れな過去をさらします(笑)

推し活を始めたときから相方を探していた

推し活歴は10年以上にもなりますが、わたしには相方と呼べる人がいませんでした。

仲良くなった人にはすでに相方がいたり、臆病な性格が邪魔をしてなかなか誘えなかったり……。

「会えるといいですね!」が精一杯。
しかし会場で見かけても声すらかけられないという始末(泣)

相方も含めオタク仲間がほしいと思い続けたのは
推し活って誰かとわいわい楽しくやるものだというイメージがあったからです。

当時はまだ「ソロ活」という言葉もなく、ぼっち参戦が珍しい目で見られていたような気がします。

ツイッターで募集したことも

推し活で一人での参加を禁止するものはおそらくないでしょう。
しかし中には、同伴者がいたほうがいいとされるものもあります。

わたしはどうしても参加したいイベントのために、ツイッターで同伴者を募集したことがありました。

結果、勇気ある数人(感謝!)から返事をもらいました。

その日限りで二度と会わなかった人、その後も関係が続いた人など様々ですが
いずれも相方のような関係になることはできませんでした

もともと募集条件などなく、ただイベントに行きたいという気持ちだけで出会った人です。
相性ピッタリである確率が低いのは当然だと思います。

結局、同伴者募集をしたのは一度きりでした。

苦手なコミュニケーションがさらに苦手に

返事をくれた人の中には、その後もほとんどのライブやイベントで行動をともにした人もいました。

相性の不一致を感じていたのは確かです。
それでも誘いを断らなかったのは、感謝の気持ちを優先したためです。

当時のわたしは「せっかくできた友達を嫌いになるなんて悪だ」と思っていました。
おそらく「合わない=嫌い」という単純な方程式でしか、人間関係を考えられなかったのでしょう。

誘うこともできないのに、誘われても悩みが深まるという状況。
もはや自己嫌悪でしかない。

無理して関係を維持しようとしたことで
もともと苦手だったコミュニケーションがさらに苦手になってしまいました。

相方はできなかった

誤解のないようにお伝えしておきますが、仲良くしてくれるオタク仲間はとてもいい人たちでした。
むろん嫌がらせなどは一切ありません。

しかし、相方と呼べる人はできませんでした。
それどころか、仲間との関係の築き方すらわからなくなってしまうという展開。

原因は「相方がほしい、仲間がほしい」と強く願いすぎたためだと思います。

その後は様々な事情から、推しへの愛情や熱量が落ち着き始めます。

推し活から距離を置いた結果、おのずとすべてのオタク仲間と距離を置くことになったのでした。

相方はいらないと思った理由

相方さがしの反省から「相方は無理にさがさなくていい」ということを学びました。
その理由は次のとおりです。

①関係性を築くのに時間がかかるから

人間関係の構築においては、多数の人とすぐに親しくなるほうが優れていると思い込んでいました。

しかしそんなことはありません。
少数の人と長い時間をかけて親しくなるのも、立派な人間関係の構築法です。

わたしは後者のタイプであったため、相方づくり前提で交流を始めた結果
早く親しくなろうと急いでしまいました。

長く付き合ううち、自然と相方のような関係性になることを望むようになりました。

②一方的な思い込みかもしれないから

こちらが相方だと思い込んでいるだけで、相手はそう思っていない場合もあります。
たとえば

誘われたら理由もなく断れない……

相手を傷つけたくない……

このような理由で、関係を維持しているだけかもしれません。

お互いに違和感を抱き合ったり、一方の否定的な感情が他方に伝染したりすれば
相性の不一致が成立します。

しかし相性の不一致が共有されない場合、一方的な思い込みのまま他方の思いを無視し続けてしまうことも。

「もしよければ行きませんか?」程度のラフさがいいと思うようになりました。

③一人でも推し活はできるから

相方がいなくても推し活はできます。

前述のように、中には同伴者がいたほうがいいイベントもあります。
しかしほとんどのイベントやライブなどは、一人参加でもまったく珍しくありません

さみしくならないような工夫をすることで、一人行動だって十分に楽しめます。

基本は一人だけど、たまには誰かと一緒のときもある」というスタンスを理想としています。

相方はいらないと思い始めてからの変化

「推し活は一人でも楽しい。相方は作らない」と決めてから良い変化がありました。
たとえば次のような変化です。

①相性のいい人と出会えた

推し活から距離を置いてしばらくたったころ、一人だけ連絡をくれたオタク仲間がいました。

知り合った時期は早かったものの、互いに別な仲間と行動していたため
深く交わる機会がなかったわたしたち。

LINEで再びつながった喜びは今でも覚えています。

離れて暮らすため、対面で会話できる機会は多くありません。
限られた時間のなかで、焦らず丁寧にコミュニケーションを重ねています。

ゆる活中のわたしを理解してくれるので、彼女とは無理のない会話ができる安心感があります。

無理して相方を作らないと決めたことや、推し活から離れて自分と向き合うようになったことが
相性のいい友達との出会いにつながった
と考えます。

②人間関係のストレスがなくなった

現在、連絡をとっているオタク仲間は彼女一人だけです。

ゆる活にシフトしたのはライブなどの参戦だけではありません。
人間関係も無理しなくなったことで、ストレスに悩むことはなくなりました

ポイントは関係を一切断つのではなく、無理のない程度に築くことです。

③推しへの純粋な気持ちを取り戻した

一人での推し活が軸になると、推しに集中できます。
仲間とのやりとりで気疲れすることがなくなるからです。

好きなように感性をはたらかせ、好きなように行動できます。

時にはライブ参戦に気が向かなかったり、新曲がイマイチに思えたりすることもあるでしょう。
しかしそれが純粋な気持ちであり、最も大切なことなのです。

仲間も大事ですが、まずは推しを素直に見ること。
純粋さを取り戻したいなら一人で推し活してみましょう。

相方がほしいあなたに伝えたいこと

相方はいらないと言われても、親しい仲間がほしいという気持ちを否定する必要はありません。
最後にオタク仲間と良い関係を築くためのコツを紹介します。

過去の自分に伝えたいことです!

①他人と親しくなるスピードを知ろう

他人との距離の縮め方親しくなるスピードは人によって違います。
あなたにとって最適な交流方法を知ることが大切です。

わたしは対面での会話を重ねることで、ゆっくり距離を縮めていくのが最適だと自己理解しています。

スピード感が合わないまま関係を深めてしまうと、のちのちストレスになってしまいます。
会話の際はスピード感の相性を意識するようにしてみましょう。

②一人で推し活を楽しめるようになろう

繰り返しになりますが、一人行動は自分と向き合える大事な時間です。

どんな推し活がしたいのか、どんな人と一緒にいたいのかといった
自分の価値観を再確認することができます。

自分らしい推し活がどのようなものか理解すれば、価値観の合う人と知り合いやすくなります

相方を求める前に、一人で推し活を楽しむ術を身につけましょう。

③相方だと決めつけないようにしよう

わたしは大切な友達に出会えた今でも「相方はいらない」という気持ちは変わりません。
相方だと決めつけると、相手を拘束してしまう可能性があるからです。

彼女もきっと、わたし以外の別な人と行きたい日もあるでしょう……
(自信なさすぎ)

こちら側から考えてみても同様です。
もし「相方だから当然一緒!」という関係になった場合、誘われたら断れないというプレッシャーが生まれます。

相方というより、常にわたしの中に存在する大切な友達だと考えています。

まとめ:「相方がいなくても推し活はできる」という気持ちでいよう

本記事ではわたしの体験談から、推し活における相方の必要性について見解を述べてみました。

相性のいい人なんてめったに出会えません。
出会えたなら、それは奇跡です。

このように考えれば、相方のいない推し活が当たり前になります。
そして出会えた喜びは倍増します。

あなたの推し活がよりハッピーなものとなりますように!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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