青春時代をバンギャに捧げた女、川池です。
本記事は「一人でライブ遠征をしている人の体験談を聞きたい」という推し活女子に向けて書きました。
「一人でライブ遠征してみたいけど、楽しめるか不安」
「一人だと食事や宿泊、時間つぶしに困るのではないか」
「一人でライブ遠征している人のプランが知りたい」
もしこのように悩んでいるなら、本記事が少しは役に立てるかもしれません。
わたしは田舎に住む元バンギャで、ライブ遠征歴は10年以上です。
友達から誘われない限りは一人で遠征していました。
わたしが思う一人ライブ遠征を楽しむコツは
退屈とさみしさを撃退すること
です。
本記事では、一人でライブ遠征を楽しむための不安解消法やおすすめの過ごし方を紹介します。
よろしければぜひ参考にしてください。
一人ライブ遠征は恥ずかしくない。勇気をもとう
一人行動に慣れていないと不安ですよね。
わたしも学生時代から「一人でいるところを見られるのが恥ずかしい」と思ってしまうタイプの人間でした。
しかし何度も繰り返すうち、一人ライブ遠征は恥ずかしくないと考えられるようになりました。
その理由は次のとおりです。
一人が好きな人は一定数存在する
推し活は友達とワイワイ楽しむものだと思いがちですが、一人が好きな人もいます。
「ぼっち参戦」や「ソロ活」といった言葉が普及しているのはその証拠。
推し活は自分らしく楽しむのが一番です。
堂々と一人で楽しむ人が増えれば、なかなか勇気をもてない人が一歩踏み出すきっかけになります。
友達の都合次第で一人になるのは当たり前
同じ推しを応援する仲間とはいえ、みんなそれぞれ予定が違うのは当然のこと。
いつでもどこでも誰かと一緒にライブ参戦できる確率のほうが低いはずです。
仕事以外でも、家庭の事情や個人の趣味にスキルアップ……
忙しい合間を縫ってライブ参戦している者どうし「会えたらラッキー」なのです。
みんな自分のことしか考えていない
「一人でいるのは恥ずかしい、変な目で見られるのではないか」という悩みは無用です。
なぜなら、みんな自らの願いを叶えることに必死だからです。
誰もが「推しに会えるこの日を最高の日にしたい」と願っています。
自分の身だしなみや、手紙・プレゼントの準備に余念がありません。
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グッズ収集に全身全霊を注ぐ人もいます!
ストレスだらけの日常で推しに会える貴重な日に「あの人、一人ぼっちだね」なんて会話をする人に出会ったことはありません。
なお「自分のことしか」という表現は誤解を招きかねないので付け加えますが
ほとんどの人は他のファンに対して思いやりをもっています。
自分を含めたファン全員が幸せな一日になるよう、助け合いながら空間を作る。
わたしが参戦していたライブには、参加者のやさしさがありました。
同じファンでも価値観は異なる
推し活を楽しむ価値観は人によって様々です。
大勢で盛り上がりたい人もいれば、一人でじっくり味わいたい人もいます。
どちらも立派なファンであることに違いはありません。
一人行動が好きだっていいのです。
大事なのは「わたしはこうしたい」というスタイルを確立すること。
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自分の価値観を認められたら、他の人の価値観も認められます。
同じファンでも、価値観が違うからこそおもしろい。
推し活の醍醐味を理解して、よりいっそう充実させましょう。
一人ライブ遠征のスケジュール例
一人でライブ遠征をする勇気がわいてきたら、どのようなプランにするか想像してみましょう。
ここでは、いつかのわたしの一人遠征スケジュールを紹介します。
- 遠征先:仙台
- 一泊三日(日曜~火曜)
- ライブは月曜夜(前日入り)
- 地元から仙台駅までは高速バスを利用
- ホテルは仙台駅から徒歩1分以内(目の前)
- ライブ会場は仙台駅から地下鉄で15分ほど
このときは月曜日に有給休暇を取り、火曜日には朝から出勤する必要がありました。
月曜の深夜に仙台出発⇒火曜の早朝に地元到着⇒出勤という一泊三日の弾丸スケジュール。
ほとんどの遠征は土日に一泊二日で行いますが、こちらは特殊な日程です。
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詳細な記録を残していた一人ライブ遠征はこれしかありませんでした。
ごめんなさい(苦笑)
このプランの良かった点と悪かった点は、本章の終わりにまとめています。
一日目(日曜)
- ホテルに荷物を預ける
- 調べておいたラーメン屋へ(昼食)
- お寺めぐりなど
- 2時間滞在する予定も、1時間が限界だった
- 駅ビルでお弁当を購入
- 部屋でお弁当(夕食)
- 推しに手紙を書く
- そのまま部屋でのんびり
二日目(月曜)
- チェックアウトまで部屋でのんびり
- 仙台駅のロッカーに荷物を預ける
- 調べておいた焼き肉屋に行きたかったが、満腹だったため断念
- 駅ビル内でぶらぶらする時間が長すぎて退屈に
- 駅ビル内でたまたま見つけたカフェにふらっと入る
- ケーキ&コーヒーセットを楽しむ
- 思ったより人が少なかったため、すぐに購入
- 調べておいたパンケーキ屋に行きたかったが、満腹だったため断念
- たまたまやっていた企画展を見学
- ロッカーから荷物を出す
- 高速バスの出発時間まで駅で待機
- 待合室で軽食をとる
いかがでしょうか……?
見てのとおり、お手本とは到底いいがたいプランです。
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試行錯誤を繰り返しながら、一人ライブ遠征を楽しんでいます。
こんな人間もいるので大丈夫ですよ!(笑)
次の章からは、本プランの良かった点と悪かった点にも触れつつ
わたしが考えるおすすめの過ごし方について紹介します。
ライブ遠征で気になる一人時間の過ごし方
一人ライブ遠征で気になることといえば、大きく分けて次の3つなのではないでしょうか。
- 一人で宿泊するならどんなホテルがいいの?
- 一人だと食事ってどうするの?
- 一人は時間つぶしが大変そう
ここからは一人ライブ遠征で気になる「宿泊」「食事」「時間つぶし」について、過ごし方のコツなどを紹介します。
一人ライブ遠征の宿泊
一人ライブ遠征でどのようなホテルを選ぶかはあなたの自由です。
値段やクオリティなど、あなたにとっての優先順位にしたがって決められます。
ただし、一人ライブ遠征に不安を感じる場合は立地を最優先にしましょう。
一人で迷ってしまうと焦り、不安がマックスに到達してしまうからです。
わたしはホテルでのんびりする時間を重視したかったので、宿泊費にかける予算を多めに設定しています。
その分、食費やグッズ費を削るなどして出費のバランスを保つことが重要です。
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ホテル予約はもっぱらじゃらんを利用。
口コミなども含め、複数のホテルを比較しながら選べるのでおすすめです。
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一人ライブ遠征の食事
慣れている人でなければなかなか勇気がいる一人飯ですが、大丈夫です。
人の目を気にしやすいわたしでも、遠征先で抵抗なく一人飯ができるようになりました。
おすすめの一人飯は次のとおりです。
朝食とランチはカフェがおすすめ
「どんなお店だって堂々と一人で入ればいいじゃないか」と言われたらそうなのですが
誰かと一緒でなければ入りづらいお店というのはたしかにありますよね。
わたしは一人でも入りやすそうなお店を選んでいます。
コーヒーが好きなので、パンやサラダなどのセットを提供しているカフェチェーンに入ることが多いです。
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「○○コーヒー」とか「○○カフェ」とか……(笑)
歩いていればたいてい見つけられるので、ふらっと入ります。
「歩きながらお店を探すのに抵抗がある」という人は、駅ナカがおすすめです。
新幹線が発着するような大きな駅であれば、駅ナカのお店が充実しています。
旅行客や出張中の会社員と思われる人が一人で入っていることも多いため、安心してくつろげますよ。
夜はホテルの部屋でゆっくり
ライブで全力応援した後は疲労感でいっぱいになります。
顔も身体も汗っぽくて、とにかく早く着替えたい!
というわけで、夜はコンビニやスーパーで簡単な食事を購入しホテルへ直行しています。
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どんだけホテルが好きなんだっていう……(笑)
リラックスできる格好で、誰にも見られずゆっくり食べられます。
SNSで推しやファンの投稿を見ながら、ライブの余韻に浸る時間は至福のひとときです。
食事の予定はなんとなくでいい
前述の仙台遠征スケジュールでは、一人で入れそうなお店を事前に探していました。
しかし実際に入店したのはラーメン屋のみ。
次のような理由から、下調べをしていても入店を断念するケースがあります。
- 体調や気分により食べたいものが変わった
- 混雑していて入れない
- お店の雰囲気が合わない
- どうしても入店したいほど空腹でもない
「お昼はここ、夜はここ」というふうに細かく決めてしまうと、予定を変更した場合にとまどいます。
もしご当地グルメに興味があるなら、いくつかお店の候補を決めておく程度にとどめておきましょう。
食事はそのときの気分にまかせる
大切なのは食事をするかしないかも含めて、そのときの気分にまかせることです。
特に一人の場合、そこまで空腹になることもありません。
事前に調べておいたお店にしろ、偶然見つけたお店にしろ
入る決断をするのは次のような場合です。
- 混雑具合から「今ならいけそう!」と思ったタイミングで入る
- 歩き疲れたタイミングで入る
- 店員さんが感じ良くウェルカムしてくれたから入る
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基本的に何でも好きなので、食へのこだわりがないわたしです。(笑)
「今だ!ここだ!」という直感にしたがって入ったお店は、必ず満足します。
逆に気分がのらないときは、食事自体を見送ることも。
食べたくなったら、食べたいものを、好きな場所で、好きな格好で。
一人ライブ遠征の食事は気楽に考えましょう。
一人ライブ遠征の時間つぶし
一人でいると、時間の経過が遅く感じますよね。
誰かがいれば大切なコミュニケーションになるはずの時間は、一人になると途端に「つぶすための時間」と化します。ここでは一人ライブ遠征で困りがちな時間つぶしのコツを3つ紹介します。
時間つぶしのコツ①つぶす時間を作らない
時間つぶしで困らないためのコツは「つぶす時間を作らないこと」です。
たとえば
- 出発時刻を遅くする
- 帰宅時刻を早める
など、間延びするような時間はどんどん削ることでつぶす時間がなくなります。
「せっかくの遠征を楽しみ尽くしたい!」と思い、たくさんの予定を詰め込んでいた時期もありました。
しかしライブ遠征はそれだけで刺激が多いため、詰め込みすぎは疲労のもとになってしまいます。
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特別どこかへ行かなくても
その土地にいるだけで、いろいろなことを感じられます。
お店の人の温かみとか、ライブ会場の雰囲気とか…
第一の目的であるライブを思う存分楽しみ、それ以外は心身の状態を見ながら余力で楽しむ。
無理のないプランにすることが大切です。
遠征先でも帰宅後も、生活リズムを崩さないための心がけが疲労対策につながります。
![](https://hitoripo.com/wp-content/uploads/2022/04/疲れやすいオタクは.png)
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時間つぶしのコツ②つぶす時間を楽しむ
前述の仙台遠征スケジュールの反省点を振り返ります。
いずれも「長く時間をとりすぎた」ということ以外にもう2つ共通点があります。
それは
- 一人客の少ないにぎやかな場所で
- 時間をつぶす目的で
という点です。
家族連れや友達・恋人どうしで盛り上がるようなスポットに、一人ぽつんと長時間ぶらぶらし続けるのはさすがに疲れます。
カフェや美術館などの静かな場所なら、一人時間を楽しめます。
お気に入りのホテルでゆっくりくつろぐのもおすすめです。(しつこい)
遠征先だからといって、無理して活動的になる必要はありません。
心身ともにリラックスした状態でボーッとするのも大切な時間です。
時間を「つぶす」と考えず「一人の時間を楽しむ」と考えれば愛おしく過ごせます。
時間つぶしのコツ③つぶす時間を有効利用する
一人でライブ参戦する際に誰もが退屈するのは、開場から開演までの時間です。
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スタンディングであれば約30分もの間、立ちっぱなしで時間をつぶさなければならないあの時間……ぼっちだと苦痛すぎますよね(泣)
たいていはスマートフォンを眺めるしかないと思いますが、わたしは資格試験が近かったため
アプリで勉強しながら待機したことがありました。
退屈なはずの30分間も、考え方次第では有効利用するための貴重な時間になります。
ほかにも
- 読書をする
- ブログを執筆する
- ツイート文を考える
- 日々のタスク管理やスケジュール整理
など、スキマ時間にできることはたくさんあります。
ライブの開場から開演まで一人で待機するのは大変です。
しかし「時間を有効利用できるチャンス」ととらえ、あなたのものにしてしまいましょう。
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一人ライブ遠征での注意点
ここまでわたしの経験をもとに、一人ライブ遠征の過ごし方についてお話ししてきました。
最後に、一人ライブ遠征をより安心・安全に楽しむための注意点をお伝えします。
ライブ会場とホテルの場所をよく調べておく
今の時代はスマートフォンさえあれば、地図アプリで道順はバッチリ!と思いがちです。
しかし最低でもライブ会場とホテルの場所だけは、入念に下調べしておくことをおすすめします。
なぜならライブ遠征で見知らぬ土地に降り立つと、予想以上に迷ってしまうものだからです。
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いつスマートフォンの不具合が生じるかもわかりません。
スマートフォンに頼りっきりでまったく予習をしないのは危険です。
事前にグーグルマップやストリートビューを使い、目印となる建物の確認をしておきましょう。
当日スムーズにライブ遠征を楽しめるよう、考え得る不安要素は取り除いておくと安心です。
夜は出歩かないようにする
「せっかく遠征したのだから、夜まで楽しまなきゃもったいない!」と思いますよね。
しかし、見知らぬ土地を夜一人で出歩くのは危険です。
ライブ終演後は無理せず、余裕をもってホテルに戻りましょう。
わたしは暗い夜道でホテルが見つからず、人気のない場所まで迷い込んでしまった経験があります。
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見つかったときの安堵感たるや……思い出すだけでゾッとします。
繰り返しになりますが、ホテル選びは立地を最優先にすることをおすすめします。
そしてライブ終演後は無理して遠くへ外出しようとせず、夜深くならないうちにホテルへ戻りましょう。
ほとんどのホテルはチェックイン前でも荷物を預かってくれます。
昼の明るいうちに道順を把握しておき、ライブ終演後も迷わず向かえるようにすることが大切です。
予定はコンパクトにまとめる
一人遠征のときは、一つの予定にかかる時間を短めに設定してみましょう。
お店や施設に一人で滞在する場合、せいぜい1時間が限界です。
カフェ休憩に1時間、美術館に1時間といったコンパクトなプラン立てをおすすめします。
退屈とさみしさは一人遠征の敵です。
間延びした時間は退屈とさみしさを生み出し、一人遠征はたちまち苦痛な旅になってしまいます。
撃退するカギは予定のコンパクト化。
前述のとおり、いかに「つぶす」時間を作らないかが大切です。
公演に関することは把握しておく
ホテルや時間つぶしに気をとられがちですが、第一の目的であるライブ情報は確実に把握しておく必要があります。
公演時間やグッズ販売時間を誤って覚えていたとしても、行動するのはあなた一人。
正しい情報を教えてくれる人は誰もいません。
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わたしは特典付きCDの販売場所を誤って覚えていたために、まったく関係のないお店へ行ってしまったことがあります。
無駄足によって時間をロスしてしまう程度ならまだいいでしょう。
もし公演時間を勘違いしてしまったなら、後悔してもしきれません。
最低でも公演に関する情報だけは、ばっちり頭に入れておくようにしてください。
スマートフォンの充電対策をする
一人時間のおともに欠かせないスマートフォン。
友達と一緒のときと比べて、一人時間では使用する機会が多くなります。
充電対策を忘れずに行いましょう。
持ち歩き用の充電器は、変換アダプタがスマートフォンに対応したものかどうかも含めて確認してください。
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わたしはスマートフォン用ではない変換アダプタを持参してしまい、充電ができなかった経験があります。
なんかいっぱいトチってるなぁ自分……(恥)
近年は電子チケットが普及してきました。
スマートフォンの電源が入らなければ、電子チケットを提示することができなくなってしまいます。
一人では緊急事態に頼れる友達もいません。
スマートフォンの充電切れが不安で落ち着かなくなってしまう事態は避けましょう。
まとめ:退屈とさみしさを撃退して一人ライブ遠征を楽しもう
一人でライブ遠征をしたいという人のために、おすすめの過ごし方や注意点などをお話ししてきました。
繰り返しになりますが、一人ライブ遠征の敵は退屈とさみしさです。
一人時間を思う存分楽しみ、ライブの余韻を味わい尽くせばあなたの勝ち。
わたしの失敗談をぜひ参考にしていただき、素敵な一人ライブ遠征をエンジョイしてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。